SONY MDR-CD900STといえばスタジオでは常設されているヘッドホンで
モニターヘッドホンの定番とされています。
が
このヘッドホンはあくまで自身が演奏する楽器（歌）をモニターする為のヘッドホンです。
※低音域がびっくりするほど再生されません。
※そのおかげで演奏している楽器の音ははっきりと聴き取りやすいです。
※低音域の再生されにくさは、一度聴き慣れた楽曲を聴けば簡単に確かめることができます。
※耳に当たる部分が薄いです。
低音域が再生されないこのヘッドホンでミックス（作曲編曲）をするとどうなるか。
ミックスダウンしてスマホなどで聴くと低音がブリブリします。
※実際はDAW内（PC内）で鳴っている低音域が900STによってローカットされて耳に届き
ローカットされた分、低音域を上げがちになる為。
もちろんこの特性を把握した上でミックスすることも不可能ではないと思います…
（時間を遅れさせた腕時計を身に着けて目当ての時刻の電車に乗ろうとするような作業に近いものを感じます。）
ただ、楽器を演奏する際はこれ以上のヘッドホンはないくらいに演奏を正確にモニターできます。
もちろん歌を歌う際も同様です。歌を正確にモニターできます。
P.S.
冒頭で「聴きなれた楽曲を聴けば低音域の再生されにくさを確認できる」と申し上げましたが
個人的に、音楽鑑賞用途としては低音域が少ない分キラキラ感が400倍増しで意外とアリです。
※ジャック部分はステレオジャック仕様です。
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